<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 株式市場の先行きを予測する場合、テクニカル分析で有効とされる移動平均線は、上昇曲線を描いている場合は強気相場と判断し、下降曲線を描いている場合は、弱気相場と判断する。

 短期相場を予測する25日移動平均線は、日経平均は1月27日から下降曲線に変化し、NYダウも1月27日から下降曲線を描いている。ドル円相場も、1月30日より下降曲線に変化している。よって短期予測では、現在は「弱気相場」と判断される。しかし、長期予測として有効とされる200日移動平均線では、日経平均は12年8月の8955円より、NYダウは11年12月の1万1936ドルより、ドル円相場も12年3月の78.19円より、それぞれ明らかな上昇曲線を描いている。この検証から、長期上昇相場に変化はなく「強気相場」が継続していると判断される。

 2月に入り大きく「変化」したのが国際商品市場で、WTIが1バレル=100ドル乗せ、金先物が今年の高値、下落を続けていた非鉄金属にも底入れサインが出ている。加えて穀物市場では小麦、トウモロコシ、大豆の相場が上昇に転じ、CRB指数も昨年末の高値をうかがう動きとなっており、今後の相場展開が期待されそうだ。

 個別銘柄ではコマツ<6301.T>と関西電力<9503.T>に注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)