【小幅安】不安高まる OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.40-102.30 【予想時刻】2014年2月14日 17:50
昨日の欧州時間はリスク回避色が強かったのに対し、米国時間は流れが逆流する展開となりました。米国時間に発表された米国小売売上は前回発表された12月分の数値を大きく下方修正、1月分も市場予想以上に伸びを欠く結果となりました。
小売売上の結果は年末商戦も功を奏し好調が続いていると思われていた米国景気への不信感を高める内容となりました。年末にかけて続いた寒波の影響もそれなりに響いていると思われますが、通販などの伸びも欠いている状況を考えるとそれだけでは説明できないという意見も多く出てきています。

これほど弱い経済指標が出たにもかかわらず米国株式市場は序盤こそ上値が重い推移が続いたものの、その後は底堅い推移、マーケット全体ではリスクオンの流れにつながりドル円は102円を割り込み101円台後半まで押し込まれたもののその後上昇し再び102円台を回復という展開となりました。

米国経済への不安→QE縮小ペースの減速などが意識されたのか、材料が薄い中、注目材料の終焉と共にリスク回避の流れが巻き戻されたのかは不明ですが、不思議な上昇となりました。

続く本日のアジア時間は日経平均がNYの流れを引き継ぎ序盤は堅調だったものの徐々に下値を切り下げ後場には200円以上の下落となり、ドル円も再び101円台へと下落していきました。

本日の欧米時間にはユーロ圏の第4四半期GDPが発表されます。市場の予想は比較的明るいものとなっていることから、弱い結果となったときはリスクオフの流れを後押しすると思われ円買いを強める材料になると考えられます。

米国時間には輸入物価指数、鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数の速報値の発表が予定されています。昨日米国では小売売上の結果が弱かったことから、最新の消費者マインドを知ることが出来るミシガン大消費者信頼感指数の速報値への注目度が高まっていると考えられます。
米国株式市場は大崩を回避したとはいえ、寒波の影響や雇用が伸び悩んでいる可能性もあることから市場予想の中心値の80.2という高い数値を維持できるかどうかは微妙なところかと思われます。