【日経225】 値頃感強まるも、海外要因に一喜一憂か

米株式相場は反発している
日経平均株価は、1万4,000円台で不安定な値動きが続いている。新興国市場発のリスクオフの動きを背景とした株安は一服し、米株式市場ではS&Pが過去最高値直前に迫る堅調地合になっている。しかし、為替相場が円高気味に推移する中、日本株に対する海外投資家の慎重姿勢は完全に払拭されておらず、底固いものの伸び悩む方向性に乏しい展開になっている。

昨年4~12月期の企業決算は概ね出揃ったが、今期の予想経常利益は前期比+33.6%が見込まれている。昨年末の市場予測+32.4%から若干上振れしており、サプライズ感は無かったものの企業業績の拡大傾向は着実に続いていることが確認できる。しかも、主要各社の見通しは保守的との評価が強く、実際には更に強めの数値が出てくる可能性もある。予想株価収益率(PER)は2月6日の14.08倍をボトムに14日時点では14.41倍まで上昇しているが、昨年末の16.63倍は大きく下回っており、バリュエーションでの割安感は強い。外部環境さえ落ち着けば、値ごろ買いが入る余地は十分にある。実際に、現物市場では海外投資家が漸く買い越しに転換しており、まだ先物売りを背景とした下押し圧力を吸収するには至っていないが、内部環境も徐々に改善していることが確認できる。

ただ注目すべきは、引き続き海外環境である。中国の理財商品の償還に対する懸念がくすぶり続けていることに加えて、米指標の悪化が単純な天候要因ではない可能性も指摘される中、ネガティブな動きにはやや過剰反応が示される可能性がある。ドル/円の水準と比較しでも日経平均株価には値頃感があるが、下落余地と同様に上昇余地も限定されそうだ。

テクニカルでは、一目均衡表の転換線(14,435円)との攻防が続いており、雲下限と基準線のある15,000~15,250円水準が当面のターゲットになる。支持線は直近安値のある14,000円水準。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から5勝7敗に。14日RSIは38.12。

今後1週間の予想レンジは、14,000-15,250円。