<私の相場観>=かざか証券・市場調査部長 田部井 美彦氏

 調整色が強まっている最近の相場環境のなかでは、日経平均株価1万5000円回復がひとまずの目標となりそうだ。

 米国、中国の経済環境後退への懸念よりも、アベノミクス成長戦略が中長期的に効果を発揮するかどうかという外国人投資家の疑問が、株価上昇の妨げとなっているようだ。法人税減税、公共投資、雇用対策などアベノミクスの具体化や、強い円安基調が、株価反転上昇のきっかけとなる。

 米国での金融緩和縮小に歯止めが掛かろうとしており、円高の副作用が表面化している。

 企業業績自体は、堅調に推移している。NISA(少額投資非課税制度)に関連した個人投資家からの買い需要を考慮して、高配当利回り、最高益更新、低PERなどの条件を満たす銘柄が物色対象となりそうだ。

 具体的には、配当利回り3.6%、PER13倍台で、連結純利益が最高益更新予想の大東建託<1878.T>や、PER13倍台、配当利回り3.2%、純利益で最高益更新が濃厚なクラレ<3405.T>。自動車用ファスナー(留め具)を主力とするニフコ<7988.T>は営業益最高益更新が有力だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)