<動意株・17日>(大引け)=洋ゴム、ユアテック、図書印など

 東洋ゴム工業<5105.T>=続急伸。前週末14日に全般軟調相場に逆行し大幅高したが、きょうも持ち前の足の速さをみせつける展開。前週末取引時間中に14年12月期の連結純利益が前期比2.2倍の250億円と急拡大する見通しを発表、これを引き続き評価する買い。自動車販売が好調な北米で大型車用タイヤの販売が大きく伸びているほか、円安による輸出採算改善効果も寄与。また高水準の需要に対応して、米国での増産や、マレーシア新工場の稼働などが同社の収益拡大速度を強める“成長エンジン”となっている。

 ユアテック<1934.T>=大幅続伸。13日に同社初のメガソーラーとなる富谷石積太陽光発電所(宮城県富谷町)を竣工させ、本格稼働を開始したことが好感されている。同施設は、2万3500平方メートルの敷地に6624枚の太陽光パネルを並べ、1年間に約1万1000メガワット時と一般家庭約340世帯分の電力を供給する。第1号となる富谷での稼働状況を踏まえ、今後メガソーラー事業を拡大していく方針という。

 日本電子材料<6855.T>=続伸。仕手系材料株素地が強く、年初から1月中旬にかけて株価を倍化させたが、そこから2月初旬にかけてほぼ往って来いの下げとなった。しかし、時価は400円台前半で2週間にわたってのもみ合いを経て売り物がこなれてきた。全般主力株が手掛けづらいなか、買い資金が流れやすい地合いとなっていることも味方している。信用買い残は1月24日申し込み時点の67万3000株をピークに2週連続で減少傾向をたどっており、需給面での整理進捗もプラス材料だ。

 図書印刷<7913.T>=急反発。1月21日に約6年8カ月ぶりとなる400円台乗せを果たし、さらに特定資金攻勢の思惑を背景に500円台目前まで買われたものの、その後は利益確定売りに押されていた。ただ、2月初旬に発表された14年3月期の連結経常利益は2ケタ減益見通しながら、最終利益は退職給付金の一部を確定拠出型年金に移行したことによる特別利益計上で前期比2.8倍の5億5000万円と急増見通しにあるなど急改善している。

 関東電化工業<4047.T>=大幅反発。前週末14日の取引終了後、14年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の355億円から363億円(前期比5.6%増)へ、営業利益を同7億円から14億円(前期4億6700万円の赤字)へ、純利益を同6億円から12億円(同85億1200万円の赤字)へそれぞれ上方修正したことを好感した買いが入っている。基礎化学品事業は計画を下回るものの、精密化学品事業の半導体・液晶用特殊ガス類が想定を上回る見通しだという。

 浅香工業<5962.T>=一時ストップ高。1月16日につけた昨年来高値165円を約1カ月ぶりに更新してきた。前週金曜日から関東甲信越地方を中心に2週連続で記録的な大雪が襲ったことから、ショベルのシェア5割を占める同社には特需期待の買いが入っているもよう。今週半ばにも積雪が予想されているが、同社ではショベルやスコップのほか、スノーカートやスノープッシャーなど除雪用具を幅広く手掛けていることから、13年3月期以上の特需効果が期待できるとの思惑が強まっているようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)