【レンジ推移】米国祝日のため動意薄 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.40-102.30 【予想時刻】2014年2月17日 17:50
先週末の米国時間に発表された米国1月鉱工業生産は市場予想を下回り、前月比マイナスでの推移となりました。その後に発表されたミシガン大消費者信頼感指数の速報値も市場予想を上回りましたが、前月から横ばいと冴えない内容となりました。
米国株式市場はQEの縮小時期の後退を意識したのか引き続き底堅い推移と続けましたがドル円は頭の重い冴えない動きを続けました。

本日アジア時間に発表となりました本邦のGDPは市場予想を下回り、低い伸び率となったことからドル円は上値の重い展開となりましたが、101.40近辺をサポートに下げ止まり、日経平均もプラス圏内を回復したこともあり底堅さをみせ、101円台後半での推移となっています。

しかし、依然として上値も重く上昇モードに転じたとも言い難い状況となっています。まずは102円台を回復し、2月11日の高値である102.70近辺をしっかりと上回ることができるかどうかをしっかりと見極めたいと思われます。この102.70を上抜けることができれば、日足チャートではダブルボトムのネックラインを抜けることとなり、テクニカル的には上昇に転じやすい形を形成となります。
逆に下値を探り始めた場合は、アジア時間の安値である101.40、節目の101.00、今月初旬のサポートとなった100.75を守れるかどうかに注目したいところです。100.75を割り込むような推移となると100円割れも意識しなければならない状況となります。

本日は目立った材料もなく米国市場が休場ということもあり、米国時間は流動性が薄く、閑散とした状態になると予想されます。そのため値動きが荒くなる可能性が高く注意が必要です。
また、また、先週末から再び中国の理財商品のデフォルトリスクが意識され始めていることには注意が必要かもしれません。市場が必要以上に意識し始めると再度リスク回避の流れが強まりドル円の上値が重くなる可能性があります。

明日のアジア時間には日銀の金融政策決定会合の結果発表が予定されています。会合自体ではおそらく金融政策の据え置きとなると予想され、市場の注目度は薄いと考えられますが、その後の黒田総裁の記者会見に市場の注目が少し集まる可能性があります。

今年に入ってからの株価の低迷、上値の重いドル円の推移、先ほど発表された弱いGDPなどを受けて黒田総裁の口から追加緩和に関しての何らかのヒントがでるのではと市場の期待が先走り、何もなければ失望へとつながるといったようなシナリオが考えられ、一時的に相場が動く可能性があるため注意は必要です。

先週末に発表された投機筋の通貨先物のポジション状況は6週間続いた円売りポジションの減少から円売りポジションの増加へ転じました。過剰に溜まった円売りがある程度整理されたと考えられますが、依然として高い水準を維持していますので、更にドル円が下落するような展開となると残った円売りポジションは厳しい状況に追い込まれ、ポジションを解消し、更なる下落を後押しする可能性もあるということは頭の片隅においておいてもよいと思います。