<日経平均後場急騰をどうみる> SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 日経平均株価は後場に入り一時500円近い予想以上の上昇をみせた。日銀の金融政策決定会合の結果は金融政策の現状維持ということで、これについてサプライズはないが、「量的・質的金融緩和」を継続するということは、株式市場にとって流動性を維持できる点で少なくともマイナス材料ではない。
 加えて、成長基盤支援の規模を2倍とし、期限も1年間延長、さらに金融機関の貸し出し増加への支援も同様に見直す方針を示している。これについて、マーケットはまだ消化難という段階で、大引け後の黒田日銀総裁の記者会見コメントを確認する必要はあるものの、株式市場は需給が先行する。流動性強化の思惑を底流に為替の円安とリンクさせた株価指数先物への買い仕掛けが、それに追随する動きを呼んだとみられる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)