外為サマリー:日銀会合受け円安が急進行、一時1ドル102円70銭台に

 18日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=102円66~67銭近辺と前日午後5時時点に比べ91銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=140円70~74銭と同1円27銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は一時、102円75銭へ円安が進んだ。注目の日銀金融政策決定会合は午後0時28分に「金融政策の現状維持」を決定した。その直後には、101円75円まで円高が進んだ。ただ、日銀は「成長基支援基金制度」の規模を「2倍」とし1年間延長することも発表。この点が注目され、一転円安に向かい102円台半ばまで円は売られた。同制度は成長分野への融資を増やした金融機関に年0.1%の低金利で資金を貸し出すものだが、「規模を倍にするという表現が、昨年春の異次元緩和を市場関係者に想起させた」(アナリスト)という。市場の期待感が、同制度への目を向けさせた格好だが、市場には「大きく円安に触れさせるほどインパクトが大きい内容とも思えない」(同)という見方も出ている。
 この日の黒田日銀総裁の会見による今後の追加金融緩和へのスタンスと市場の反応が相場のトレンドを決めそうだ。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3707~08ドルと同0.0040ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)