日銀の作戦勝ち・・・・

成長基盤強化支援の資金供給枠『2倍!』
 日銀さんは、金融政策の現状維持を決めましたが、その後、成長基盤強化支援の為の資金供給枠を『2倍』にすると発表。当初、現状維持を嫌気して、101.70円台まで投げ売りとなっていたドル円が急反発に転じ、約1円もの急伸が見られました。

 この成長基盤強化支援の資金供給枠は、元々、白川総裁時代に導入されたもので、今年3月が期限でしたから、民間銀行からの要請で、期限の延長は行われると予想されていました。唯、元々の総枠は3.5兆円(本則分)でしたが、昨年12月時点で、3.24兆円の残高があり、この枠を増額させる事も民間銀行からの要望だった様です。

 そして、この枠の増額を「2倍」にすると表現した事は、市場に対して、大きなインパクトを与え、謂わば、日銀さんの「作戦勝ち」と呼ぶべきかもしれません。黒田総裁は昨年も異次元金融緩和政策を始める際、「2年、2%、2倍」との表現を使っていた事が、今回の発表でも、思い出され、大きな効果につながったものと思われます。

 問題は、ここから先ですが、昨日のGDP発表でも明らかとなった様に、「外需の弱さ」は問題であり、そうなると、「米国経済」が一段と力強い成長を見せる事が、日本経済にとっても重要な意味を持ちます。それを占う意味からも、今日発表される、米NY連銀製造業景気指数に注目したい処です。この数字が予想(9.00)を大きく上回れば、米国株も大幅続伸となり、日本株高、円安基調も強まるかもしれません。