あす(19日)の見通し=大幅高の反動安局面、黒田マジックも持続性に難

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 あす(19日)の東京株式市場は18日の株価急伸の反動から、いったん調整を挟む展開が想定される。
 18日の東京株式市場は後場に入り急動意、日銀の金融政策決定会合で金融機関の貸出支援基金の拡充などを決めたことが、今後の追加緩和を示唆するものとしてマーケットは金融・不動産株などを中心に大きく好感した。日経平均は一時500円を超える上昇で、一気に2月12日の戻り高値を払拭する鮮烈なリバウンドをみせた。
 しかし、株価指数先物主導の買いが全体相場を浮揚させた面も大きい。後場の上昇は実態からややカイ離した違和感の伴う上げで、目先は裁定解消に伴う反動も考慮される場面だ。為替も円安に振れてはいるが、1ドル=102円台後半はドル売り・円買いの壁も厚く、一筋縄ではいかない。
 株式需給面では、アベノミクス相場最大の買いの担い手である外国人投資家の動向がカギを握っているが、直近発表された10~12月期GDPの結果にはやや失望感が広がっている可能性もあり、相場は経済面からの新たな支援材料を催促しているフシもある。
 日程面では日銀による2月の金融経済月報が予定されるほか、1月の全国百貨店売上高や1月の訪日外国人数などの発表が注目される。また、海外では1月の米住宅着工件数、米卸売物価指数が発表される。さらに、1月28~29日に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨が開示され、これも要注目だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)