日銀サプライズで、一気に戻り高値更新

後場寄り付、日銀の、貸出支援基金拡充・延長措置で、日経先物から上値トライ
日銀の金融政策決定会合は、現状維持。景気判断は「緩やかな回復続けており、増税前駆け込みも見られる」としています。問題の消費者物価は、「しばらく1%台前半で推移」するとしています。
重要な点は、「貸出支援基金を2倍にして、延長する(3.5兆円枠を7兆円枠へ)」という決定がなされています。
成長産業分野(M&Aでもよい)用途の資金調達の場合は、日銀が民間銀行に低金利で融資するというシステムですが、盲点だったことから後場寄りで大きく株と為替が上ブレたということのようです。
市場関係者が注目しなかった盲点を突く
全体的には現状維持とはいいながら、この部分は実質的な緩和措置ということが言えると思います。
規模が小さいので、事前には市場関係者はあまり注目していなかったようですが、意味合い的には確かに重要な決定をしたと考えられます。
とくに、これは、ヘッジファンド向け融資もOKというものですから、これが効いたのではないか、と思われます。
おそらく、何も変わらないというのが市場のコンセンサスとしては本当のところだったのではないでしょうか。
増田
日経平均の6色帯はこれで「黒」が三日連続ですが、先日指摘しましたように、昨年6月底入れ形成時期との類似性を考えますと、好転は時間の問題でしょう。
「黒」は長期化しない限りは、反転する前段階だということも忘れずにおきましょう。
ついに3日足の先読みも、25日足を上回っていく可能性を示唆しました。
一方、肝心のドル円ですが、こちらも、日経平均と同様に12日の戻り高値12.65円を突破しています(102.70円台で推移)。これも調整終了ということになります。
しかも、25日足・75日足の狭い煮詰まりに入っているので、先述の期待通り、この勢いで一気に両足を突破するということになりますと、103円台乗せることができそうです。

<調整終了の最後のハードルを突破>
本日は、日銀会合の結果を受けて、意表を衝かれた市場はにわかに株とドルの買い戻しに動きました。
後場早い段階で14700円台乗せ、14800円台乗せと順調に本日上値トライ。大引けまでには14900円台に進み、年初来の調整を完了させる為の重要な水準である、2月12日の高値14874円をついに突破・
この水準を突破することと、25日線(15013円)を上回ることとは、今回はほとんど誤差の範囲ですから、いずれにしろ上がれる勢いのあるうちに、できるだけ値を飛ばしてほしいところです。
そして、ここがほぼ最後のハードルということになります。

<移動平均線>
すでに前場で200日移動平均線を突破していますから、調整完了が射程距離に入っていたところに、日銀サプライズで、先述のように中期線、短期線を突破していく期待が急速に台頭してきました。
本日後場は大変重要なところでしたから、ここで思わぬ日銀効果で、次々と調整終了のための関門を突破しつつある動きとなったことは、実に朗報です。
あとは、今晩の米国市場で、ドル円にしろ日経先物にしろ、世界を一巡したところを確認できれば、フルインベストメントへの道が開かれたことになります。

<当初の底入れ想定>
日柄観測からは2月4-6日で底入れ、底練りを終えて上昇に転じるのは、先週末14日から今週末の21日までの間、としてきましたが、ちょうどその中間で上昇に転じる動きが出てきたということになりそうです。
今後は出来高増勢を伴って上昇していくことになります。
おそらく外人は、基本順張りですから、ここで底入れ完了だと認識すれば、かなり膨大な資金量で(直近まで記録的な売り越しをしてきただけに)、一転して買い越しに変わってくるでしょう。

<オシレーターは、調整終了を示唆>
上昇の勢いを示すオシレーターをみましょう。
MACDは、これでかなり明確にヒストグラムがプラス圏入り。MACD線とシグナル線はゴールデンクロスを昨日の段階で形成。
RSIはすでに、2月12日時点を上回ってきていますから、勢いから言えば、調整完了と判断して良さそうです。
慌てた売り方~指数、ドル円ともにストップロス巻き込んで急伸
あまり重視していなかったテーマで、予想外の日銀決定が出たことで、おそらく先物ではストップロスを巻き込んだ上ブレになったのではないかと考えられます。
日経平均は、12時45分に12697円とそれまでの本日高値をつけました。
ドル円の買い戻しも同様で、一気に101.90円台から102.60円まで急伸するという展開になりました。102.20のストップロスは完全に流れに巻かれた格好になりました。