【豪ドル】 RBA議事録は緩和効果に自信、追加緩和リスク後退へ

対米ドルではじり高
豪ドル/円相場は、1豪ドル=91~93円のレンジで揉み合う展開に。中国リスクの低下を受けて豪ドルの下値不安は後退し、対米ドルでは緩やかなペースで戻りを試す展開になっている。ただ、ドル/円相場の上値が依然として重いこともあって、豪ドル/円は明確な方向性を打ち出せていない。

2月18日には、オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が4日に開催した金融政策委員会の議事録が公開された。同会合では、声明文から豪ドル相場について「不快なほど高い」との文言が削除されていたが、議事録でも「刺激的な金融政策が予想通りの効果をもたらしている兆候が更にみられた」などの楽観的な表現になっており、特に追加利下げなどの政策対応が急がれる環境がなくなっていることが再確認できる。「メンバーは雇用市場の状況が経済成長に遅れる傾向があり、潜在成長率を下回る成長の後で雇用市場が引き続き弱いことを認識」していると総括するなど、引き続き景気減速に対する懸念の声も聞かれるが、基本的にはこれまでの緩和効果を見守るスタンスが維持されることになり、豪金融政策を起点とした豪ドル安のリスクは後退している。

中国の理財商品の償還問題などが蒸し返されれば、豪ドルは容易に下落する可能性はある。しかし、中国の短期金融市場が落ち着きを取り戻していること、ドル/円の下値不安が後退していることなどを考慮すれば、豪ドル/円の押し目買い基調は維持されよう。ただし、短期間で大きな値幅は想定できない。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(92.84円)との攻防に。同水準を抜けると調整圧力に一服感が強く、従来の92~94円をコアとしたレンジに回帰する流れとなる。概ね転換線(91.94円)と沿った形での上昇相場となっており、安値から間も無く5円近い上昇幅に達するが、過熱感は乏しい。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは54.48。

今後1週間の予想レンジは、91.50~94.00円。

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