東京株式(寄り付き)=前日急伸の反動で売り先行

 19日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比113円安の1万4729円と反落。日経平均は前日に一時500円超の上昇をみせるなど今年最大の上げ幅を記録、その反動もあって目先は利益確定売りに押されている。前日の米国株市場ではNYダウが小幅安となり、依然として方向感が定まっていない。2月のNY連銀景気指数が市場コンセンサスを下回ったほか、全米住宅建設業協会が発表した2月の住宅市場指数も大幅低下するなど景気の実態に再び不透明感が強まっている。米国経済に対する楽観ムードの後退が、東京市場でも重荷となっている。前日まで開かれた日銀の金融政策決定会合では、金融機関の貸出支援制度である「成長基盤強化」の本則の枠を7兆円に倍増させたほか、「貸出増加」でも金融機関に貸し出し増額分の2倍を貸し付ける政策を決めており、これが前日の相場上昇の原動力となったが、やや需給先行で行き過ぎて買われた分、きょうはその調整ムードが強い。寄り付き時点で業種別には33業種中、鉱業、石油などを除き総じて安い。値下がりで目立つのは紙パルプ、ゴム、非鉄、海運、証券など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)