もう少し時間がかかる…!?

“プチ緩和?”がサプライズ…
※ご注意:予想期間は2月20日と表示されていますが、本日(19日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

注目の日銀金融政策決定会合における第1報は、「金融政策の現状維持」でした。このため“失望のドル売り・円買い”で反応したマーケットでしたが、すぐさま急反発に転じました。「貸出支援・成長基盤強化支援の期限を“延長”、規模も“2倍”に拡大」との報が伝わったからです。

決して追加緩和とはいえない“プチ緩和?”ですが、失望に傾斜していたマーケットにとってはサプライズでした。“2倍”という文言がアルゴリズム取引にヒットとの話もあるように、ストップロスを絡めた動きは日経平均を一時500円超急騰させ、そしてドル円を先月31日以来の102円後半へと押し上げました。
しかしお約束の調整が…
もっともその後は、上げ渋る展開でした。

追加緩和を示唆する“具体的な”発言が黒田日銀総裁の会見では見られず、また昨日発表された米経済指標はいずれも弱い内容に留まったからです。何より“2倍”という文言で“無理やり”押し上げられたとの見方が、反動の調整圧力となって働きました。こうしてセンチメントは幾分下がり、102.30円台へと値を削って昨日の取引を終えています。
さらなる上値追いには“プチ緩和?”では力不足?
こうした中で本日は、“102円後半の分厚いドル売りオーダー”と“20日移動平均線-大台(102.22-102.00円)”との攻防と見られるところです。“プチ緩和?”は確かにサプライズとなりましたが、500円(日経平均)/1円(ドル円)と動かすほどインパクトも持った材料とはいえません。その後に調整が入ったように、これが上値に重く圧し掛かっています。つまりさらに上値を目指すには、「新しい押し上げ(円売り・ドル買い)要因が必要」と考えるのが、自然ということになります。
ただし下値も堅い…
一方で、その瑣末な“プチ緩和?”によって、マーケットのセンチメントが変わったことも、また事実です。リスク回避に傾斜する動きは後退し、方向性を見定めようとする動きに変わりつつあります。このため現時点においてドンドンと下値を模索するといった動きには発展しづらいと考えるのが、こちらも自然ということになります。

“下値は堅く”“上値追いの準備中”との見方に変化はありませんが、本日に関しては“前記したレンジ内での揺れ動き”と考えておきたいところです。“さらなる上値追い”には、もう少し時間がかかるかもしれませんね。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.405(50日移動平均線)
上値4:103.273(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:102.931(1/31高値、大台)
上値2:102.835(日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:102.743(2/18高値)
前営業日終値:102.350
下値1:102.220(20日移動平均線
下値2:102.063(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値3:101.751(2/18安値、ピボット1stサポート)
下値4:101.531(日足・一目均衡表先行スパン下限
下値5:101.430(100日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:58 ドル円 抵抗・支持ライン追加