皆が知ったソロス氏の日本株売りは終了か!?

週刊誌の見出しにもジョージソロス
昨日の日銀のサプライズ政策変更により、日経平均は450円高と大幅上昇し、ドル円も102円台に乗せています。
黒田総裁の貸出支援の拡充についての説明では、
「エンジンの馬力を大幅に上げたので、その性能を十分に生かすためにタイヤを強化した」
と非常に分かり易い例えで、海外投資家の心も掴んだのではないでしょうか。

さて、先日週刊誌の見出しにもなったことですっかり話題になっていますが、ダボス会議後にジョージソロス氏が日本株を売ったということが一般の人たちにも知れ渡ることとなっています。

ジョージ・ソロス氏が日本株を売り始めたのは、1月23日の東京市場後場からだということですから、売り始めた値段は15,400円近辺になります。
日経平均先物を売っているのか個別株を売っているのか定かではありませんが、
まだ利益確定していなくとも、利益は出ていますし、日経平均が14,000円で底堅かった際に一部利益確定している可能性も十分考えられます。
14,000円割れた直後に200円ほど急騰した日がありましたが、そういった値動きが要人発言や経済指標、GPIFの買いの噂などではなかったため、可能性の1つとして考えられます。
また、以前ご紹介した、今年の秋に日経平均を押し上げた英国の大手ファンドであるブレバンハワードも1月の暴落時に日経平均を売りに回ったそうです。

1929年の米国でブラックマンデーが2日前に、靴磨きの少年が熱心に株の話をすることを聞いて、保有する全銘柄を売り払ったという話があります。

2011年に金価格が高騰した時に、貴金属の換金売りの行列の様子が連日テレビで放送されましたが、その後金は高値を付けて下落しました。

昨年4月に日銀が大規模な金融緩和策を打ち出した後に、連日株価の上昇が放送されましたが、その後5.23ショックが発生し、一日で1,100円も下落しました。

このように、マーケット参加者全員が知ってしまえば、そうそれ以上売買する人がいない為にトレンドは終了してしまいます。

「噂で買って、事実で売り」

という言葉がありますが、今回のように最初は市場参加者の一部がその情報を握っていたものの、今や経済の専門ではない週刊誌にもその話題が出たとなると、一旦日本株の下落も終了となり、上昇に転じるのではないでしょうか。

昨日の黒田総裁の会見後に、ドル円はやや崩れましたが、日経平均が依然として強く本日も14,800円に乗せる場面がありました。

彼らが売りをやめたかどうかは定かではないものの、予想外の政策変更となったことで、ヘッジファンドの多くは戦略を変更し、その一部は再び日本株買いを進めてくるのではないでしょうか?