米国市場は3市場とも下落、地政学リスクに乗っかる可能性も

19日のNY株式市場は3市場ともに下落、FOMC議事録が株価指数の鍵を握っている
時間外取引のCME米国株式指数先物は反落、住宅指標の発表や20日未明に予定されているFOMC議事録の結果が大きなポイントになりそうだ。
昨晩のNY株式市場は、ナスダック市場の13年ぶり高値水準が話題になったものの、コカコーラの下落がダウの重しとなった。
今晩のNY市場は非常に難しい立ち位置となりそうで、上記の経済指標のほかにウクライナの地政学リスクがマーケットに問われることもあるだろう。
地政学リスクが米経済に及ぼす影響を意識するのではなく、キッカケの一助になる可能性はあり、その点は注意しておくことが大切だ。
今晩はユーロ圏で建設支出、米国では住宅指標のほかにFOMC議事録が発表予定
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ユーロ圏で建設支出の発表が予定されている。
製造業指数だけでなく、意外に注目度高い指標のひとつなので、発表後の為替動向見ながらということになりそうだ。
また米国では住宅着工件数や許可件数が発表されるが、昨日のNAHB指数の大幅下方修正にもかかわらずマーケットの反応はほとんどない。
これは、今のマーケットが経済指標よりも米国の金融政策が重要だと言わんばかりの動きで、FOMC議事録の内容が4時までの値動きを帳消しにすることもあるだろう。
それだけに、今晩はFOMC議事録の公表内容が大きく揺り動かすことも考えられるとし、過度なポジティブ期待もし辛いと強調しておきたい。
明日明け方に米テスラ・モーターズが決算を発表予定、ウクライナでの暴動もリスク要因か
16時半にスタートした日経平均先物は日中終値をはさんで推移、手掛かり材料難の展開が顕著に表れている。
昨晩はテスラ・モーターズが今晩の決算発表を前に上場来高値を更新し、ナスダック市場の底堅い展開に貢献している。
発表直前の大幅高が急落につながるほどのネガティブとは考え辛いが、マーケット全体が先食いしていたリスクは要注意かもしれない。
また、欧州株が弱含みに推移しているように、地政学リスクが何らかのキッカケにつながる可能性はあると考えておくことだ。
いずれにせよ、今晩の相場のヤマ場はFOMC議事録とし、緩和的な姿勢が伝わるかどうか知ることが、明日の東京にとっても大切だ。
したがって、今晩は3市場とも下落はやむなしととらえておき、東京の寄り付きはテスラ決算次第と位置付けておきたい。