【英ポンド】 英失業率低下も、ポンドに対する信認維持か

MPC議事録、フォワードガイダンス変更の投票なし
英ポンド/円相場は、1ポンド=170~171円のレンジで方向性を欠く展開になっている。対米ドルではやや買い優勢の展開になるも、ドル/円相場の上値が重かったこともあり、ポンド/円相場は高値膠着気味の相場展開になっている。概ね1円のレンジ内での小動きに終始した。

2月19日にはイングランド銀行(英中央銀行)が5~6日の金融政策委員会(MPC)議事録を公表したが、マーケットに対する影響は限定的。金融政策の現状維持は全会一致で決定されたことが確認でき、特に金利や資産購入枠の変更は議論の対象になっていない。一方、フォワードガイダンスに関しては、「失業率が7%を上回る水準に留まっているため」、「維持」する方針が示されている。イングランド銀行は先週、7%到達が近づいていることで見直す方針を示していたが、今回は投票対象とはならなかった。10~12月期の英失業率が7.2%と、9~11月期の7.10%から上振れしたことで、特に英金利上昇期待が強まるような動きも見られなかった。26日の第4四半期国内総生産(GDP)、28日の消費者信頼感指数などを受けて、改めて早期利上げ期待を背景に、ポンド買いを勢い付けることが出来るのかが注目される。

日本株の伸び悩みを受けて、円サイド主導でポンド高・円安を進めるのは困難な状況になっている。海外投資家からアベノミクス効果を疑問視する声が高まっており、方向性が定まりづらくなっている。短期スパンではポンドサイド主導の相場展開を想定しておけば十分だろう。

テクニカルでは、一目均衡表の雲上限(170.73円)を試す展開に。同水準をブレイクできれば、170~175円までコアレンジが切り上がる。一方、支持線は転換線(169.54円)で、その下は165~166円まで値が飛ぶ可能性。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から8勝4敗に。14日RSIは52.25。

今後1週間の予想レンジは、168.50~172.00円。

注目イベント
【 英国 】
02/21(金)1月小売売上高
02/25(火)1月BBAk住宅ローン承認件数
02/26(水)第4四半期GDP
02/28(金)2月Gfk消費者信頼感

【 日本 】
02/20(木)1月貿易収支
02/28(金)1月失業率
02/28(金)1月消費者物価指数
02/28(金)1月鉱工業生産
02/28(金)1月小売売上高