今度はウクライナ情勢不安が火種の可能性

ソブリン債のデフォルト懸念も
18日、19日と2日間ロシアルーブルが過去最安値を更新しました。
ロシア国内の経済成長の落ち込みが統計で示されたことと、ロシア中銀によるルーブルの買い支えが縮小されるとの観測が広がったことが原因のようです。

ロシア財務省は18日、今月20日から5月末までの期間に中銀から日額で35億ルーブル(約101億円)相当の外貨購入の計画を発表したことから、同額の介入資金が減るということになります。

また、ウクライナではヤヌコビッチ政権に抗議するデモ隊と警察の衝突により死傷者が多く出ており、この情勢不安から同国のソブリン債とウクライナの通貨であるフリブナが一段安となっています。
大統領と野党指導者が会談を行ったものの、議論は成立しておらず事態の収束の目途は立っていない様子。
19日にはウクライナのドル建て債が軒並み過去最安値を更新しており、債務返済能力への懸念が高まっている模様です。
また、ウクライナ中銀の準備高が急減しており、国外からの支援がなければデフォルトに陥るのではないかという観測が出てきている模様です。

こういった時に気になってくるのが、先日の新興国ショックの際にも下落が際立っていたトルコリラですが、19日に入り売り先行となっているようです。
トルコリラは2月19日の2.1750から2.2140まで400ポイント近く急落
円では、18日高値47.08円から45.95円まで下落しています。

これが一過性のもので過ぎれば良いのですが、すでに上記のとおり小さな連鎖反応が起きています。
先進国市場はそれほど反応していませんが、このことがどのような引き金になるか今のところ分かりませんので、下落リスクを警戒しておきたいところです。