<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野 充成氏

 株式相場は、3月の年度末に向け上昇が期待できるとみている。予想される日経平均は1万5500~1万6000円程度。過度な悲観状態から脱し、ファンダメンタルズに基づく水準に復帰するだろう。

 日経平均は5日に一時、1万4000円を割り込んだ。最近の下げは個人投資家などの投資マインドの冷え込みを反映したものだが、外国人投資家の売りが日本市場に弱気心理を募らせる要因となったとみられる。

 NYダウや新興市場の株価が反発歩調にあるなか、日本株の戻りは鈍い。昨年の上げ過ぎの反動の面はあるだろう。ただ、アベノミクスに対する過度な期待がはく落する一方で、今度は日本株は過度に売り込まれる状態に陥った。いまの日本株は割安水準にある。

 今後は米雇用統計などが良好な内容となれば、日経平均は値を戻す展開が予想される。日銀の追加金融緩和への期待などを背景に為替も1ドル=105円を意識した円安が見込めそうだ。

 注目セクターは、割安水準にある不動産やメガバンク。それに好業績の電子部品株や機械株などにも投資妙味がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)