検証話題株:コマツ(6301)

GEと次世代鉱山機械で合弁
 下値模索を続けていたコマツ(6301)の株価にうねりが出はじめてきた。1月29日の14年3月期第3四期累計連結決算の発表を受けて、いったん昨年来安値まで売り込まれたものの、2月に入って全般軟調相場のなかで逆行高の兆しをみせている。中国の経済環境に懸念がささやかれるなかで、見送られ続けてきた同社株に復活の可能性はあるのか。
全般軟調相場のなか逆行高の兆し
 14年3月期第3四半期の連結決算は、売上高が1兆3895億1400万円(前年同期比2・9%増)、営業利益1656億3200万円(同10・1%増)、純利益が1153億3700万円(同26・6%増)となった。

 14年3月期通期見通しは従来予想を据え置いたものの、円安効果もあって業績改善の色彩が強まってきた。また、決算発表と同時に、米GEと次世代鉱山機械を開発する合弁会社を米国に設立すると発表。4月にも事業を開始するとしている。
15年3 月期業績回復へ
 14年3月期第3四半期(10~12月)の鉱山機械の売上高(部品・サービス含む)は1072億円(前年同期比23%減)と依然厳しいものの、減収率は7~9月(第2四半期)の27%から縮小傾向となってきた。受注高も低水準ながら、10~12月は7~9月と比べると拡大基調にある。

 15年3月期業績については、建設機械需要が今期比横ばい以上となる見通しだ。さらに、中国の一般産業用建設機械の需要増加や、各国での需要底打ちが想定されるのに加え、円安メリットの再拡大や、国内、北米の堅調な需要、中国市場の回復持続なども想定される。

 15年3月期通期の連結営業利益は少なくとも2300億円(今期予想比9・5%)程度は確保できそうだ。今後も同社に注目したい。