【レンジ推移】100円台突入も視野 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】100.80-102.50 【予想時刻】2014年2月19日 18:00
昨日の米国時間に発表された住宅着工件数、住宅建設許可件数はともに市場予想を下回る冷え込みとなりました。寒波による影響も大きいと考えられることやその後にFOMCの議事録を控えていたということもあり、ドル売りも限定的なものとなりました。
注目されたFOMC議事録では経済状況に大きな変化がない限り毎回100億ドルペースで縮小を続けると数名が主張したことが緩和縮小ペースの維持を市場に意識させ、ドル買いが強まり、株価は下落という展開となりました。
冷静に考えると今回のFOMC議事録は1月分の雇用統計や12月分の小売売上の下方修正データなどの弱いデータが出る前の段階での議論ということもあり、FEDが寒波の影響から多少弱いデータが出ることは予測していたとはいえ、実際のデータを見て同様の議論ができるかどうかは難しいところだと思われます。
本日のアジア時間んに発表された中国のHSBC製造業PMIは今回も低下となり、今年の重要のテーマとなりつつある中国をはじめとする新興国不安を高める結果となりました。リスクオフの流れから日経平均、ドル円は下落スパイラルへと陥りました。
先ほど発表されているユーロ圏各国の弱いPMIもリスクオフの流れを後押しすると考えられます。
米国時間には木曜日恒例の新規失業保険申請件数、消費者物価指数、製造業PMI、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の発表が予定されています。製造業関連のものは先行するNY連銀の製造業指数が弱い結果となったことから少し不安が残りますが、景況感に関しての経済指標は市場予想とのブレが大きく出やすいこともあり、ポジティブ、ネガティブともに注意が必要となります。
市場全体ではリスクオフの流れが続くと予想されることから、ドル円の上値は重い状態が続くと予想されます。弱い経済指標が続くようだと更なる円買いをもたらし、再度100円台突入というシナリオも十分に考えられると思われます。

OANDAの顧客の取引状況をチェック
OANDAグループの顧客のポジション状況は買いが64.27%と買いポジションが優勢となっています。オーダー状況からは上は103.00にかけて厚く売りオーダーが並び上値は重そうです。下は101.00に厚めに買いオーダーが並ぶもののそ例外は比較的薄くなっています。
含み損を抱えた買いポジションが多くなっていることから、下がれば損切、上がっても利益確定となり上値の重さをサポートしそうな状態となっています。