下値追いは緩むが、目先は上値の重さが圧し掛かる…!?

中国発でリスク回避ムードが高まるも…
※ご注意:予想期間は2月22日と表示されていますが、本日(21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日も下値を窺いましたが、やはり堅かった…。

 前月からさらに悪化幅を広げた中国HSBC製造業PMIを背景に、リスク回避姿勢が台頭したからです。この影響で日経平均は300円超の下落を見せ、そしてドル円は下値を探りました。欧州タイム序盤には前日安値を下回る101.669円まで下値を拡大しましたが、大きなストップロスを絡めることはありませんでした。
すっかりレンジ相場が定着…?
ユーロ円の買い戻しに引っ張られたこともありますが、国内輸入企業・欧米短期筋が前日安値付近で行った断続的なドル買いオーダーが、影響したと見られるところです。またマイナーな米経済指標(マークイット米2月製造業PMI・2010年5月水準に改善)が、「悪化していたセンチメントを押し上げた」との声も一部からは聞かれました。こうしてドル円は再び前日終値付近へと値を戻し、そのまま昨日の取引を終えています。
本日も「下値が堅い、しかし上値も重い」が基本路線
週末を迎える本日ですが、引き続き「下値が堅い、しかし上値も重い」展開が想定されるところです。

やや水準は下がっているものの、102.00円付近にはドル買いオーダーが一層の厚みを増しつつあります。逆に7-13日の高値が並ぶ102.50-70円水準にはドル売りオーダーがビッシリと展開しており、これが上値を押さえています。

弱い米経済指標は「寒波による一時的なもの」、中国の景気減速懸念も「新興国通貨急落を誘った1月とは状況が異なる」との見方が優勢になりつつあるなど、リスク回避姿勢は収まりつつあることが示されています。一方でウクライナ等の治安が一段と悪化しないとは限らず、リスク回避への懸念は根強く残ります。こうした中で上・下共にしっかりと固められているオーダー状況を考えると、いずれの方向にも放れづらいと考えるのが自然です。
もう少し時間が必要…
明日からはシドニーG20(財務相・中央銀行総裁会議)が予定されており、本日はそれを控えた週末でもあります。「目先のポジション調整が主体」「昨日よりも下値はさらに堅い」。このため「上値を目指しやすい」が、「明確は方向感は出づらい」。そう考えると本日に関しては、「レンジ内で揺れ動きやすい」ということになります。

“下値は堅く”“上値追いの準備中”との見方に変化はありませんが、もう“上値追い”に至るにはもう少し時間がかかりそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.385(50日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:102.931(1/31高値、大台)
上値3:102.797(日足・一目均衡表基準線、2/18高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:102.558(ピボット1stレジスタンス)
上値1:102.460(2/19-20高値)
前営業日終値:102.260
下値1:102.063(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:101.816(ピボット1stサポート)
下値3:101.751(2/18-19安値)
下値4:101.669(2/18-20安値)
下値5:101.531(日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

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