検証話題株:Spring REIT(春泉産業信託):高利回りに期待

国内の個人投資家が直接購入可能な初の海外REIT
日本企業が海外で組成したREIT(不動産投資信託)で、海外市場に上場した初めてのケースとしてSpringREIT(春泉産業信託)が昨年12月5日、香港証券取引所に上場した。
スポンサーは、日本政策投資銀行と独立系投資顧問会社のあすかアセットマネジメントが共同出資するADキャピタル(東京都千代田区)。

市場予想の分配金利回り約9%というこのREITについて、日本国内の複数証券会社が取り扱いをスタートしており、個人投資家がAグレードの海外オフィスビルにREITで投資できる初の機会とあって注目を集めている。
北京のAグレードオフィスビルを組入
このREITの組み入れ資産は、中国・北京市中心部の朝陽区にあるオフィスビル。
大規模商業施設(新光百貨店)、ホテル(リッツカールトン
北京、JWマリオット北京)の複合施設である「China Central Place(華貿中心)」に立ち並ぶ高層ビル3棟のうち2棟で、東京で例えれば丸の内にある高層ビルに相当する。

32階建てと28階建ての2棟の延べ床面積は約12万245平方メートルで、他に約2万5000平方メートルの駐車場が付属して、鑑定評価額は約1300億円。
過去3年間のビル稼働率は95%を上回り、フル稼働状態が続いている。
CS予想の配当利回りは9%
クレディ・スイス証券は1月15日付のアナリストリポートで14年12月期時点のSpring REITの分配金利回りを8・8%と予想している。
また、投資口価格のターゲットプライスは4・29香港ドル(1月13日現在の価格は3・15香港ドル)に設定している。

 現在、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、みずほ証券の4社がSpring REITの取り扱いをスタートさせており、今後も拡大が予想される。
投資口価格は約3香港ドルで、日本円にして約40円。取引は1000口単位のため、約4万円からの投資が可能となっている。

低コストで高利回りが期待できる商品という点にも注目。