ドル円は結局レンジ内推移

個人投資家予想レンジ(ドル円)
102.27円(前日終値)~102.50円(心理的節目)
現在のレートは102.44円です。(20:37)

安値予想が102.27円と随分楽観的に見えますが、101.67円にも多くの予想が集中しています。
総じて、レンジ内推移とみているようですが、こういった予想の数日後にはレンジブレイクとなることが多々あります。
<今夜の注目経済指標>
00時00分発表
「米・中古住宅販売件数」注目度★★★★
前回:487.0万件 予想:467.0万件 前回10分間の変動幅 +4pips 
個人投資家の予想は
57%が買い(円安)
43%が売り(円高)という結果になっています。

住宅金利が上昇していることから、散々頭打ちになると言い続けてきましたが、最近の金利低下からもうそろそろペースダウンも終了となりそうです。
今回は2012年7月以来の件数と大幅悪化が見込まれていますが、これからは回復に向かうのではないでしょうか。
材料なしの下落に材料なしの上昇
昨日日経平均が急落している時に、やはりドル円も下落したものの、下げ幅は極めて小さいものでした。
日経平均が300円以上下落しているのであれば、本来であれば2円ほど下落(つまり100円割れ)してもおかしくないのですが、わずかに50銭程度の下落で済んでいます。
これは、邦銀の買いのボリュームが相当量あったようで、売っていた投資家が諦めて買戻し、売って駄目なら買ってみるという感じでレンジの上限まで買い上げたように思えます。
結局101.60円~102.80円のレンジ内での推移ですから、レンジブレイクまではこの上下を意識しながらポジションを持っておけば良さそうです。
しかし、最近は指標が悪化しても結局値を戻すという反ファンダメンタルズな値動きになっています。
これはドル円に限らず、本日の英国の小売売上高の際にも見られました。
事前にやや下落しており、予想より悪化したものの数字自体は悪くないことと、昨日の英国当局者の「利上げに関するコメント」から下げにくくなっているせいもあるでしょうか。
ウクライナの問題にも大して反応していないことから、マーケットコンディションは悪くはなさそうです。

今週末にG20がありますが、今回は先日IMFが
「新興国市場の混乱長期化とユーロ圏のデフレというリスクが世界経済の見通しを脅かしている」
との警告を出していたことから、新興国に対する配慮があるかどうかに注目。

一方で、安倍首相の中国との関係についての発言の誤認から秘密裏に首脳会談の準備を進めているという噂もありますが、これが実現するとなると海外勢の日本買いが本格的に再開する可能性が高まります。
中央銀行は前向きなスタンスを示したことから、後は政府ということになりますので、考えている人は皆無であろう有事発生リスクは早急に払しょくしてもらいたいものです。

また、G20明けに豪中銀側から出てくるコメントも非常に気になるところで、インフレ率の上昇しているオーストラリアの豪ドルの中期的な行方を左右しかねません。

今夜は材料に乏しいですが、週末に雰囲気が変わってくる可能性があり、日経平均だけみると頭打ちですが、どちらかといえば短期的な上昇局面がきたいできそうです。
ただ、今夜はたいした材料がありませんので、上昇したドル円はレンジ内に収まって推移しそうです。