【日経225】 経済指標を確認しつつ、押し目を買えるのか打診する

米国株は底固く推移するも
日経平均株価は、1万4,000円台中盤から後半で方向性を欠く展開になっている。米株式相場、ドル/円相場ともに小動きに終始する中、日本株も積極的に仕掛ける材料が見当たらなかった。日本銀行の追加金融緩和に期待をつないだことで底固さはあるものの、海外勢の改めて日本株買い・円売りを進める動きは鈍く、日々のイベントに一喜一憂する展開になっている。

中国の2月製造業PMIが7ヶ月ぶりの低水準を記録するも、日本株に対するショックは限定された。中国株はやや戻り売り優勢の展開になるも、実体経済の減速で政策対応期待感もあり、特にパニック的な売りは見られなかった。国内では、1月の貿易収支が2兆7,900億円と、過去最大の赤字額を記録している。ただ、こちらも日本株に対する影響は限定されている。目先は28日発表の1月消費者物価指数(CPI)で脱デフレの動きが継続しているのか、1月失業率や鉱工業生産で実体経済の改善傾向が見られるのかが焦点になる。ここで強めの指標が確認できるのであれば、日本株は総じて堅調地合を維持できよう。

もっとも、海外投資家の日本株に対する投資姿勢は強弱感が交錯しており、大きな上昇幅は依然として想定しづらい。海外メディアではアベノミクスの息切れを指摘する報道も増えており、新たな上昇エネルギーが要求されている。その意味では、18日に開催された金融政策決定会合で、日銀の追加緩和期待が強くなっていることはポジティブと言えるだろう。催促相場的な動きを見せるリスクが警戒されるが、もともと日本株は業績面で値ごろ感もあるだけに、若干上振れリスクが大きい相場展開が想定される。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(14,977円)に上値を抑えられており、依然として雲下限(15,173円)を大きく下回っている。ただ、基準線をブレイクできれば、一段と底打ち感が強まろう。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から6勝6敗に。14日RSIは49.73。

今後1週間の予想レンジは、14,250-15,250円。