【米ドル】 米指標の低迷でドル買い再開には慎重ムード

日銀の追加緩和期待がドル/円をサポートするも
米ドル/円相場は、1ドル=101.50~103.00円のレンジで揉み合う展開になっている。新興国市場を巡る不安心理を背景とした円高圧力は一服するも、改めてドル買い・円売りを仕掛ける動きは鈍く、前週同様に決め手を欠く相場展開になっている。

1月28~29日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表されたが、全般的にややタカ派と評価できる内容になっている。幾人かが「経済見通しに大きな変化がない限り、継続的な緩和縮小ペースの減速が支持される」と主張したことが確認される一方、早期利上げの可能性に言及する声も聞かれるなど、今後も粛々と緩和縮小を進めるとの見通しが再確認されている。もっとも、これを受けての米金利上昇圧力は鈍く、ドル/円相場に対する影響は限定的だった。米主要指標が総じて低調な状況になっているため、本当に緩和縮小の流れが維持されるのか様子を見たいとしている向きが多い模様だ。このため基本的には現在の横ばい気味の相場展開が続くと想定しているが、27日の1月耐久財受注や28日の第4四半期国内総生産(GDP)などの米指標などを手掛かりに、再びドル買い圧力を強めることができるのか注目したい。

一方、円サイドでは日銀金融政策決定会合で成長基盤強化のための資金供給期間が延長されたことを受けて、日銀の追加緩和に対する期待感がやや強くなっている。特に円サイドからドル安・円高を進める理由は乏しくなっているが、これを手掛かりに改めてドル高・円安を促すまでの勢いは確認できない。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(101.71円)でのサポートが確認できる展開が続いている。ここから基準線(102.80円)を完全に上抜くことができると、1月下旬から続く調整一巡感が強まる。一方、雲下限を割り込むと、年初来安値100.76円がターゲットに。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から6勝6敗に。14日RSIは49.36。

今後1週間の予想レンジは、101.50~103.50円。

注目イベント。
【 米国 】
02/25(火)12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
02/25(火)2月消費者信頼感指数
02/26(水)1月新築住宅販売高
02/27(木)1月耐久財受注高
02/27(木)新規失業保険申請件数
02/28(金)第4四半期GDP
02/28(金)2月シカゴ購買担当者指数
02/28(金)2月ミシガン大消費者マインド指数

【 日本 】
02/28(金)1月失業率
02/28(金)1月鉱工業生産指数
02/28(金)1月住宅着工件数