まだ上値追いの準備中…!?

先週末はややリスク選好…
※ご注意:予想期間は2月25日と表示されていますが、本日(24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

米中古住宅販売件数は米景気減速懸念を増幅させる、2012年7月以来の低水準でした。しかしながら先週末は、一貫してリスク選好フローが優勢でした。

ウクライナの沈静化を睨んだ期待感が、前日に台頭したリスク回避の巻き戻しにつながったからです。このため日経平均は今年2番目の値幅を伴った上昇を見せ、そしてドル円は102円後半へと一時上値を伸ばしました。
シドニーG20はサプライズなし
もっともシドニーG20(財務相・中央銀行総裁会議)を翌日に控えていることもあり、そこからさらに上値を目指す動きには至りませんでした。米景況不透明感からNYダウが反落に転じたこともあり、緩やかに上値を押さえられて先週の取引を終えています。

そのシドニーG20では、「世界GDPを5年で2%底上げ」との声明が採択されました。これは2兆ドル(200兆円)を超す規模であり、緩和的な金融政策が多くの主要国で当面維持されるとの見方もあることから、ポジティブ要因といえます。しかしながら具体的な方法論は述べられていないことを考えると、マーケットの反応は“限定的”と考えるのが自然です。
下値は堅いが、もうしばらく“もみ合い”…?
このため週明けとなる本日は、引き続き、102円半ばを中心とした“もみ合い”が想定されるところです。

リスク回避姿勢は後退しているものの、前記したようにリスク選好姿勢の後押し要因は乏しい状況といえます。そしてビッグイベントを越えたことによる調整が一旦入る可能性は否定できませんが、テーパリング(米緩和縮小)の流れが止まるとも想定しづらいことを考えると“下値は限定される”と考えるのが自然です。ただし本日は主だった経済指標が予定されておらず(欧州で少しありますが…)、明日以降の米経済指標待ちの様相が漂っています。

“下値が限定される”は変わりませんが、“押し上げ効果が小さい”状況でもあります。もうしばらく“もみ合って”“上値追いの準備を続ける”と見ておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.441(1/29高値)
上値4:103.375(50日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:103.078(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:102.931(1/31高値、大台)
上値1:102.823(2/21高値、日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.533
下値1:102.295(2/21安値、ピボット1stサポート)
下値2:102.103(日足・一目均衡表転換線)
下値3:102.022(ピボット2ndサポート、大台)
下値4:101.750(ピボットローブレイクアウト)
下値5:101.669(2/18-20安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:07 ドル円 抵抗・支持ライン追加