東京株式(大引け)=27円安、売り買い交錯で波乱展開

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 24日の東京株式市場は、後場に入って売りが優勢となった。日経平均株価は一転して前週末比マイナス圏に転じ、下落幅は一時207円と、200円を超える下げとなった。株式市場の昼休み時間中に、外国為替市場で1ドル=102円20銭台へと急速に円高・ドル安が進行したことに警戒感が強まり、株価指数先物にまとまった売りが出て、これが現物株市場での裁定解消売りにつながった。また、中国などアジアの主力株式市場が軟調な推移となったことも下げを加速させた。
 ただ、午後2時前の時間帯から外国為替市場で、円高傾向にやや歯どめが掛かったことから、日経平均株価も急速に下落幅を縮小する展開となった。
 大引けの日経平均株価は、前週末比27円安の1万4837円と小幅ながら反落となった。東証1部の売買高概算は23億2939万株、売買代金概算は2兆1328億円。値上がり銘柄数は752に対して、値下がり銘柄数は891、変わらずは137銘柄だった。
 市場関係者からは「1万4800~1万5000円の値ごろは、過去に売買高が膨らんでいた経緯があり、売り買いが交錯しやすい価格帯といえる」としていた。
 個別銘柄では、メガバンク3行が揃って軟調。トヨタ、菱地所、野村が売られ、太陽誘電、太平洋セメ、アイフル、ドンキホーテHDも下落した。半面、KDDI、キヤノン、ファストリテ、NEC、パナソニック、コマツは買われた。また、エイチーム、ルネサス、板硝子、一工薬、藤倉ゴム、サニックスは買われた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)