近くて遠い103円…

小動きに終始した昨日
※ご注意:予想期間は2月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

1年2カ月ぶりに伸び鈍化を見せた中国・新築住宅価格は、上海株急落を伴って円買い戻しを促しました。また「物価見通しが悪化した場合、行動する用意がある」とのドラギECB総裁発言も、ユーロ円下落につれて円買いを後押ししました。
こうして東京タイムは下値を探る展開となり、ドル円は102円前半へと値を落としました。

しかしながらウクライナの懸念が後退していることもあり、リスク回避姿勢が進行することはありませんでした。引き続き下値が堅い状況は変わらず、100ドル超の上昇となったNYダウにつれてNYタイム中盤には102.60円付近へと値を戻していきました。

もっともリスク選好も後押しされる状況ではなく、主だった米経済指標の不在もあって明確な方向性を見出せないまま、昨日の取引を終えています。
そろそろ上値模索してもいい日柄だが…
こうした中で本日ですが、“102円半ばでのもみ合い”を中心としつつも、ジワリジワリと“上値を模索”する展開が想定されるところです。

102円前半には国内輸入筋のドル買いオーダーが分厚く展開しており、引き続き、下値を支える形で機能すると見られるところです。一方で、100ドル超となった昨日のNYダウ上昇は日経平均上昇も促すと見られ、リスク回避姿勢はさらに後退すると考えるのが自然です。
このため円売りが勢いを増す展開には、注意しておく必要があります。
しかし、もう少しパワーを蓄える必要が…?
問題は、102.70円から上方向に断続的に展開する分厚いドル売りオーダーです。突破には相応以上のパワーが必要と見られますが、一方で東京タイムには“株高に伴うセンチメント向上”くらいしか材料がありません。欧州タイムの独GDPも、改定値であることから材料不足の感が否めません。NYタイムに入るとケースシラー住宅価格指数や消費者信頼感指数等が予定されていますが、こちらは逆に寒波等の影響が警戒されやすい材料でもあります。

“近くて遠い103円台”。あと少し“もみ合う”ことで“パワーを蓄える”必要があるか…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.364(50日移動平均線)
上値4:103.244(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:102.931(1/31高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値2:102.823(2/21高値、日足・一目均衡表基準線)
上値1:102.680(2/24高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.478
下値1:102.196(ピボット1stサポート、2/24安値)
下値2:102.103(日足・一目均衡表転換線)
下値3:102.000(大台)
下値4:101.914(ピボット2ndサポート)
下値5:101.709(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:53 ドル円 抵抗・支持ライン追加