<動意株・26日>(大引け)=山一電機、アシックス、カイオムなど

 山一電機<6941.T>=急騰。スマートフォンの普及加速に伴い、同社が生産する半導体検査用ソケットがフラッシュメモリー向けなどに高水準、14年3月期は3期ぶり最終黒字化が見込まれている。業績面は低迷しているものの商品開発力では定評があり、モバイル機器向けに超薄型の多層基板を開発していることなどが投機資金の買い手掛かりとなっている。また、自動車向けでは耐熱型テストソケット開発に着手しており、これも材料視する動き。

 アシックス<7936.T>=続伸で2000円大台に乗せ。ソチ五輪開催期間中の前週5日間はすべて高く、今週明けこそ一服したものの前日から上値追いを再開、青空圏で異彩の強さを見せつけている。輸出比率が64%と高く、国内だけでなく海外でのランニングシューズの伸びが、最近の円高修正の動きと相まって業績に貢献。特に機能性の高い高級シューズなどの売り上げが欧米向けに伸びて利益を牽引している。

 カイオム・バイオサイエンス<4583.T>=一時ストップ高。抗体医薬品の研究開発を手掛けるバイオベンチャーで、足もとは研究開発費が先行しているものの中外製薬<4519.T>や富士レビオとの共同開発で創薬に対する期待値は高い。外資では英グラクソ・スミスクラインとの連携も思惑を内包、市場筋の間では特定資金攻勢観測も根強く、2月4日の2700円台を底に急激な上昇相場を形成している。

 アプリックスIPホールディングス<3727.T>=急反騰。同社は携帯電話用ソフト開発が主力だが、14年12月期営業損益は3期連続赤字となる20億円の損失見通しと業績は低迷。しかし株価は、ボラティリティに富み短期筋の注目度が高い。17日に、同社が手掛ける近距離の位置情報通知用機器「ビーコンモジュール」をKDDIが採用したと発表したことが人気再燃の背景となっており、直近は付加価値バージョンのビーコンモジュールの出荷を開始したと発表したことなども手掛かり材料に、引き続き値運びの速さに追随する個人投資家資金などを呼び込んでいる。

 森下仁丹<4524.T>=ストップ高。同社はこの日、オリックス環境と共同でバイオカプセルを活用して電子基盤などの固体廃棄物からレアメタルや貴金属を回収する実証実験を開始しすることを発表、これが好感されている。廃棄されたテレビ、パソコン、携帯電話などに含まれる電子基板には、金やパラジウムなどの貴金属が含まれている、微量のため既存のリサイクル方法では採算が合わず廃棄され、未利用資源が都市鉱山に埋もれている。

 岡部<5959.T>=4日続伸し新値追い。建設資材を主力とする金属材を手掛けているが、高採算の耐震・免震構造機材が好調で収益を牽引している。同社が販売する耐震柱脚システム「ベースパック」の引き合い旺盛、13年12月期経常利益は前期比36%増の65億8800万円、続く今期も2ケタ近い増益で70億円台に乗せてくる見通しにある。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)