【英ポンド】 英指標はやや低調も、決め手難から膠着相場続く

手掛かり難で前週のボックスを踏襲
英ポンド/円相場は、1ポンド=170~171円の極めて狭いレンジ内でのポジション調整に終始している。ポンドは対米ドルでも膠着化している一方、ドル/円相場にも特に目立った動きはみられず、身動きが取れない状況が続いている。

ここ1週間に発表された英経済指標では、冴えない内容のものが目立った。26日に発表された昨年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は前期比+0.7%となり、7~9月期の+0.8%からの減速が確認されている。速報値からの改定がなかったことでサプライズ感は乏しいが、少なくとも成長が加速する状況にはなっていない。また、21日に発表された1月小売売上高は前月比-1.5%となり、前月の+2.8%から大きくマイナス方向に振れている。もっとも、この辺は英景気回復基調そのものに修整を迫る内容とまでは評価されておらず、特にポンド売りを促すような動きは見られなかった。目先は購買担当者指数(PMI)の発表が続くが、この辺がポンドを下支えすることが出来るのかに注目したい。

3月6日にはイングランド銀行金融政策委員会(MPC)の開催も控えているが、前回会合では政策金利の据え置きが全会一致で決まったことが確認されていることもあり、大きな動きは想定しづらい。マーケットの早期利上げ期待をけん制するような動きが見られる可能性はあるが、基本的には無風状態でイベントを消化する見通し。円サイドからも特に積極的に仕掛ける材料が見当たらない中、底固いものの決め手を欠く不安定な相場展開が続く見通し。押し目があれば買い拾う程度のスタンスで十分だろう。

テクニカルでは、一目均衡表の雲上限(171.30円)との攻防が続いている。同水準をブレイクできれば、170~175円までコアレンジが切り上がる。一方、支持線は基準線(168.77円)で、その下は165~166円まで値が飛ぶ可能性あり。サイコロジカルは、前週の8勝4敗から変わらず。14日RSIは53.51。

今後1週間の予想レンジは、168.50~172.00円。

注目イベント
【 英国 】
02/28(金)2月Gfk消費者信頼感
02/28(金)2月全国住宅価格
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03/06(木)イングランド銀行金融政策委員会

【 日本 】
02/28(金)1月失業率
02/28(金)1月鉱工業生産指数
02/28(金)1月住宅着工件数