<クローズアップ> ストップ砂漠化!最先端、日の丸技術に期待集まる(2)

 対策は灌漑、保水のほか土壌流出を食い止める植物栽培・緑化や塩類濃度を薄める土壌改良などの技術とノウハウが必要になる。

 保水では紙オムツの原料SAP(高吸水性樹脂)で世界トップをいく日本触媒<4114.T>が中国新疆ウイグル自治区で植林実地試験を実施している。中国林業局から砂漠化防止技術研究プロジェクトへの協力要請を受け進めている取り組みで、同社の高吸水性樹脂技術と新疆林業科学院の緑化技術を融合することで、砂漠地帯の緑化を目指しており「中国に限らず世界の砂漠化防止、ひいては温暖化問題解決にも貢献していきたい」(広報)としている。

 高吸水性樹脂技術では住友精化<4008.T>も水溶性と微粒子ポリマー高吸水性樹脂が主力で、日本触媒と同じく保水による緑化に独自技術の応用が期待される。

 灌漑ではポンプトップの荏原<6361.T>の技術が欠かせない。ポンプを中心にコンプレッサ、タービンを含め風水力分野に優位性を持ち、治水、農業、上下水道などの社会インフラ整備で国内外に高い実績を持つ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)