<クローズアップ> ストップ砂漠化!最先端、日の丸技術に期待集まる(3)

 植物栽培・緑化では種苗大手のサカタのタネ<1377.T>が緑化向け種子の販売から緑化プロデュースまでを手掛け、芝生による学校、駐車場の緑化やオールシーズン緑化が必要なスポーツターフの造成管理、ゴルフ場の企画・設計・運営を行う。塩害対策でもナトリウム障害を緩和する有機液肥が「東日本震災で津波被害を受けた農家で試験栽培を行い、成果が出ている」(広報)という。

 種苗トップのカネコ種苗<1376.T>も緑化工事の設計・施工に実績があり、砂漠緑化への応用が期待される。

 植林による砂漠化防止では木造住宅大手の住友林業<1911.T>が植林・山林管理のノウハウを駆使して東南アジアを中心に海外で森林の再生を行う。対象とするのは違法伐採と焼畑耕作によって荒廃した低地林などで、ゾーンを保護する森林と緩衝地、植林対象地の3つに分け、土壌の性質や水分条件に合わせた最適な植林を進めており、今後は砂漠緑化へ向けた取り組みが期待される。

 除塩技術ではゼネコン大手の大林組<1802.T>が木材チップによる塩性土壌改良工法を開発。東日本大震災の津波で被災した塩害農地で、廃材のチップを生かした土壌改良と雨水による除塩を促進、東北大学と共同で効果を確認している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)