米景況好転…!?潮目は変わるのか。

突発事態でユーロに動意…!
※ご注意:予想期間は2月28日と表示されていますが、本日(29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

相変わらずの“もみ合い”を強いられましたが、その中でも昨日は“揺れ動き”ました。

「ウクライナ国境で軍事演習を命じる…」。プーチン・露大統領が発したとの報道は、ウクライナ軍事介入への懸念としてリスク回避姿勢を台頭させました。NYタイム中盤にユーロ円が139円半ばへ急落し、つれてドル円も102.10円付近へと値を下げたのはこのためです。しかし102円前半に展開するドル買いオーダーは分厚く、突破することはできませんでした。
意外にも?米景況は好転
一方で、昨日の米経済指標は、珍しく?好内容でした。米新築住宅販売件数は事前予想を大きく上回り(+9.6%)、年率換算(46.8万件)で見ると実に2008年7月以来の高水準となったからです。寒波の悪影響を想定していた向きはドル買い戻しを迫られ、こうして102円割れを窺っていたドル円は102.60円へと一気に値を戻していきました。もっとも103円を窺うほどの勢いはなく、その後はポジション調整にて102.30円付近へ値を落としました。レンジ内では“目一杯、揺れ動いた”格好ですが、終値ベースでは“膠着のもみ合い”が変わっていないのは、このためです。
そろそろレンジ脱出も視野に…
このため「デイトレ視点では“揺れ動き”」「スウィング視点では“下値固め”」が引き続き、基本と見られますが、そろそろ「レンジから脱する“タイミング”」にも注目しておく必要がありそうです。

本日は注目のイエレンFRB議長の上院議会証言が予定されていますが、タカ派寄り(会合毎に100億ドルQE縮小)が改めて示される可能性が高いと見られます。つまり“底堅い動き”は促されやすいと見ることが可能です。
引き続き、米景況に注目を!
一方で、寒波の悪影響が意識され続けてきた米経済指標ですが、昨日の結果から“潮目が変わった”可能性が否定できません。本日予定される耐久財受注は前回が大幅悪化となっており、その反動(リバウンド)が今回は期待されるからです。またマイナーではありますが、先週にはマークイット製造業PMIも大きく改善しました。これは同じ2月指標である明日のシカゴPMI/ミシガン大学消費者信頼感指数にも、リバウンド期待を促しやすい要因と見ることが可能です。
エネルギーは溜まりつつある…!
もちろん結果次第ですので楽観はできず、上下に居座る分厚いドル買い/売りオーダーを突破するには“プラスα要因”も欲しいところです。しかしながら膠着の中で着々と溜め込んでいる“エネルギー”は、トレンド形成に向けていつ噴出してもおかしくありません。

本日・明日は、米雇用統計を控えた月末最終週の締めくくりでもあります。“一つの区切り(分水嶺)”となる可能性には、警戒を強めておきたいところです。下値の堅さが目立つ状況から、筆者は上方向へのトレンド形成を引き続き想定していますが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:103.140(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:103.000(大台)
上値3:102.931(1/31高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:102.823(2/21高値、日足・一目均衡表基準線)
上値1:102.680(2/24-26高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.379
下値1:102.271(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:102.103(日足・一目均衡表転換線、2/26安値、20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:101.970(2/25安値、大台)
下値4:101.845(ピボット2ndサポート)
下値5:101.744(100日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:59 ドル円 抵抗・支持ライン追加