<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 米国経済には下振れ懸念が出ており、ドルは対円で調整局面に入る可能性がある。

 足もとの米経済指標の悪化は天候要因によるところが大きいとみられている。ただ、消費者信頼感数では先行きに不透明感が出ており、中古住宅販売の内容などには天候要因以外の部分での不振も見える。3月7日発表の雇用統計など確かめる必要はあるが、米経済は今後、多少下振れするかもしれない。

 また、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策の見通しを示すフォワードガイダンスが変更され低金利政策の長期化を示唆する姿勢が打ち出されることもあり得る。この変更があれば、米金利の低下をもたらしドル安・円高要因となるだろう。

 今後1カ月程度のドル円相場のレンジは、1ドル=99~103円50銭を想定する。一時的に100円割れもあり得るだろう。ユーロ円は1ユーロ=137~142円で円高・ユーロ安を想定している。ユーロドルは1ユーロ=1.3450~1.3900ドルを見込んでいる。豪ドル円は1豪ドル=90~94円でやや豪ドル高で推移しそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)