ウクライナを巡る地政学的リスク高まりユーロ売り

ウクライナ国境近くでロシア軍演習

昨日の海外時間には、ロシア軍にウクライナ国境近くでの軍事演習が命じられた、との報道からユーロ売りが強まりました。

欧州時間、欧州株が軟調な取引となったことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3710台まで、ユーロ円は140.40円付近まで下落しました。

NY時間にはいって「プーチン・ロシア大統領がウクライナ国境近くでの軍事演習を命じた」と報じられたことから地政学的リスクの高まりでユーロ売りが強まるとともに、各国株価と米長期金利が低下する中リスク回避の円買いも強まって、ユーロドルは1.3660台まで、ユーロ円は139.60円台まで、ドル円は102.10円付近まで下落しました。その後発表された米・1月新築住宅販売件数が予想を大きく上回ったことから各国株価と米長期金利が反発したことから円が売られ、ドル円は102.60円付近まで、ユーロ円は140.20円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいって、再び米長期金利が低下し、株価も下落したことからドル円は102.30円台まで、ユーロ円は140.00円台まで下落し、ユーロドルは1.3680台までやや買い戻されました。

今日の海外時間には、独・2月雇用統計、ユーロ圏・2月業況判断指数、独・2月消費者物価指数、米・1月耐久財受注、米・新規失業保険申請件数の発表と、バイトマン・独連銀総裁、リッカネン・フィンランド中銀総裁、ドラギ・ECB総裁の講演とイエレン・米FRB議長の議会証言が予定されています。

今晩発表される独・2月消費者物価指数が予想を下回った場合、来週のECB理事会で何等かの追加緩和策が検討されるのでは、との思惑につながってユーロ売りが強まると予想できます。

イエレンFRB議長の上院での議会証言は、もともと13日に予定されていたものが大雪の影響で延期されていたものですが、11日に行われた下院の議会証言から2週間以上経過し、その間に経済指標の発表やウクライナ情勢の緊迫化などもあったことから、証言のトーンに変化があるか注目されます。