視界不良で身動きとれず=外為どっとコム総研 神田卓也

102円台にとどまること5日目
東京市場のドル/円は株価動向を睨んで102円台前半での小動きを続けるなど決め手を欠いた。本日を含めた過去5日間の取引レンジは
102.005円-102.825円にとどまっており、102円台を抜け出すきっかけを掴めないでいるようだ。
イエレンFRB議長証言
本日は、イエレン米FRB議長による上院での議会証言(24:00)が注目される。11日に行った下院証言は「慎重に緩和縮小を継続する可能性が高い」「失業率6.5%下回っても、しばらく低金利維持の公算」「新興国不安は現時点で米経済見通しに著しいリスクを及ぼすとは認識していない」などと、米景気の腰の強さにそれなりの自信を示し、量的緩和の縮小は計画通りに進める方針を示すとともに、その先の利上げ開始については高いハードルがある事を示す内容であった。

本日の証言に目新しい内容もしくは前回との相違があるかが焦点となるが、下院での証言内容を踏襲する可能性が高そうだ。
もし、サプライズがあるとすればドル安を誘発すると見られるが(米経済に対する見通しの悪化など)、この半月で米国を取り巻く状況が大きく変化したとは思えないため、その可能性は大きくないだろう。