<株式トピックス>=外国人投資家の買い姿勢復活はあるのか

 東京証券取引所がまとめた2月第3週(2月17日~21日)の2市場(東京・名古屋)投資主体別売買動向によると、海外投資家は458億円の買い越し(前週は1858億円の売り越し)となった。買い越しは2週ぶりのこと。
 2月第3週は小幅買い越しに転じたものの、今年に入って外国人は一転、売り越し基調を強めている。東証が発表した13年の海外投資家による年間買い越し金額は15兆1196億円に達した。
 東証によると海外投資家は1月第1週から4週連続の売り越しを含め、2月第3週までに合計で1兆2683億円を売り越している。 
 市場関係者からは「外国人投資家は、アベノミクスはすでに賞味期限切れと判断し、日本株に売り姿勢を強めている。米国のテーパリング(量的緩和縮小)で一部投資資金を引き揚げるなか、その一環で売りが目立つのではないか」との声も聞かれる。
 そこで焦点となるのは、3月10~11日に開催が予定されている次回の日銀金融政策決定会合だ。市場関係者からは「4月の消費税増税導入前の量的緩和の拡大が望ましい」との要望が出ている。量的緩和を拡大することで、外国為替市場での円安・ドル高の効果も期待できることから、これが日本株の先高期待感につながって外国人買い復活の引き金となることが望まれる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)