一旦見直しだが、それでも下値は堅い…!?

注目はウクライナから米景況へ
※ご注意:予想期間は3月1日と表示されていますが、本日(28日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

ウクライナ情勢の緊迫化からリスク回避姿勢が先行しましたが、その後は一服となりました。

ロシアの軍事介入の可能性が消えない中、ECB(欧州中央銀行)追加緩和への思惑がユーロ円主体の円買いを持ち込みました。この影響で日足・一目均衡表先行スパンの雲下限(昨日は102.27円)・102円の大台を割り込むと、20日以来の水準(101.72円)まで下落しました。もっとも同ラインに展開する100日移動平均線で下値が支えられると、大幅悪化の前回からリバウンドした米耐久財受注もあって緩やかに持ち直しました。
リスク回避姿勢は一服だが…
注目のイエレンFRB議長・上院議会証言は、11日の下院証言と同様の内容でした。米雇用・労働環境への慎重姿勢も見られましたが、QE(米量的緩和)縮小の継続姿勢は堅持された格好になります。このためNYダウは堅調推移となり、リスク回避ムードは一服しています。

もっとも一目均衡表の雲を割り込んだことで、絶対的な売りシグナルとされる“三役逆転”が見られました。不透明なウクライナ情勢がリスク回避フローを促しやすいことを考えると、さらなる下方向への懸念は拭えなくなりつつあります。月末ですので、リバランス(配分調整)に伴った“調整のドル売り”も、仲値・ロンドンフィックスにかけて入る可能性を警戒しておかなければならないところです。
一旦見直し…! 目先は膠着…?
一方で、ウクライナにはIMF(国際通貨基金)支援が動き始めており、“リスク回避が和らぐケース”も想定されるところです。100日移動平均線で跳ね返された昨日の動きも、短期筋には仕掛けづらいように感じます。「下方修正が想定される米GDP・改定値 VS リバウンドが期待されるシカゴPMI/ミシガン大学消費者態度指数・確報値」も、NYタイムには控えています。

溜め込まれた“エネルギー”が“想定に反して”下方向に放出されたことで、見方を修正しなくてはならなくなってきています。しかし本日に関しては、102円ラインを挟んだ神経質な展開に留めたいところです。101.80-70円に展開する分厚いドル買いオーダーを割り込むには、かなりのパワーが必要と見られますので…。もっとも102.30円付近から厚みを増すドル売りオーダーを突破するにも、相応のパワーが必要ですが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.931(1/31高値)
上値4:102.823(2/21高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:102.680(2/24-26高値)
上値2:102.440(2/27高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:102.271(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線)
前営業日終値:102.110
下値1:101.778(100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:101.669(2/20安値、2/27安値)
下値3:101.381(ピボット2ndサポート)
下値4:101.243(2/6安値)
下値5:101.033(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:09 ドル円 抵抗・支持ライン追加

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