<私の相場観>=グランド・ウィン・パートナーズ 代表取締役 宮崎 康裕氏

 日経平均は2月5日の安値1万3995円から1000円程度戻したところで上値が重い状態となっている。中長期的な視野で見れば昨年12月30日高値1万6320円22銭を奪回すると見ているが、現在の水準から一段と買い上がるには材料不足であり、当面は1万5000円前後で一進一退の動きが続くだろう。

 いわゆるアベノミクスにより企業業績は回復に向かっているが、現時点では4月からの消費税引き上げ後の不安は拭えていない。これを払拭すべく新たな景気刺激策が待たれる。一方、海外では3月1日に中国2月製造業PMI、7日に米雇用統計の発表が控えており、これらの経済指標の内容を見極めたい。ただ、米国では大雪などによる季節的な影響は既に織り込まれている。中国では5日、全国人民代表大会が開幕することから経済政策を含めてなんらかの動きが予想され、動向を注視したい。

 3月末に向けては高配当利回りや優待に厚い銘柄の権利取りで対処したい。大東建託<1878.T>やダイハツ工業<7262.T>などがその代表例といえる。加えてテーマに乗る材料株では、日本郵政の大型設備投資で伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>やNTTデータ<9613.T>などの情報システム企業にも妙味を感じる。さらに今国会でのカジノ法案の動向も気になる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)