【儲かり難い相場】このような相場環境での戦略は?

『大幅安の準備』で下落相場もワクワクに変わる
 東京株式市場ですが、昨年末の【大納会】を天井に調整が続いております。
 このコラムを書いている現在(28日午後12:15)はちょうど、前場が終了したところで日経平均株価前場終値は-2円の14,920円となっております。ただ、現在225先物は14,840円まで下げてきましたので、後場は売り優勢で始まることとなりそうです。

 デイリーコメントでは連日注意を呼び掛けておりますが、2月5日の13,995円の直近安値を付けてからのリバウンドも15営業日が経過しました。ドバッと強い反発を期待していたのですが、期待に反しダラダラとした動きが続いております。こうした動きはまだ安値を残している可能性があるのではないか?と疑ってかかる必要があります。そろそろ再下落開始となってもおかしくない場面です。

 この1週間、個別株の動きは非常に悪く、ヤフーファイナンスの上昇率ランキングを見ても解るように、前日比で10%以上上昇する銘柄は非常に少なくなっております。動きの出た銘柄でも値幅が生まれにくくなっておりエネルギー低下からとにかく相場環境は悪化しております。「買い」では儲かりにくい地合いといえます。需給が改善し市場が元気を取り戻すまでは、大切な資金は温存し無理をしないことが優先されます。

 株式投資はスポーツやゲームなどとは違い、非常に環境に左右されますので『頑張ればどうにかなる』というわけではございません。「いつでも上手く売買すれば儲かる」と思われている方も多いとは思われますが、決してそのようなこともございません。相場の格言でも「売り」「買い」「休み」と言います。今は「休み」の場面ではないでしょうか。

 季節に『春夏秋冬』があるように、株式市場にも「儲かりやすい相場」「普通の相場」「儲からない相場」「手を出してはいけない相場」とあります。台風の日には外出をしないほうが良いように、相場環境が悪化している場面では様子見姿勢が必要です。

 このまま、下値もみ合いで調整が進めばよいのですが、日経平均株価で14,000円を割り込むような下げとなれば、ドスンドスンと大幅安が続くような深く速い下落に発展する可能性があります。今は、そうした下げが仮に現実となっても痛い目に合わないよう、売買は割り切れる範囲の資金に留めることが良いと思われます。

 「ヘッジファンドの売りはまだまだ残っている」「売り崩しにかかるだろう」などとの悲観的な声もございます。逆にここからもう一段の派手な下落(暴落)があっても資産が目減りしないよう、動向がはっきりとするまでキャッシュポジションを高めておくことが良いと思われます。

 こうした局面にイライラと焦る必要もありません。この先暴落が訪れれば安値と思われる場面でズバッと買い、その後予想される強烈なリバウンドでまたドカンと儲けることが出来ます。そう予想し大切な資金を減らさずに準備をしておけば、儲かり難い嫌な相場もワクワクに変わります。