手仕舞い機運が高まり、反落を想定

28日のNY株式市場は経済指標次第で続伸期待も、地政学リスクの高まりが足かせとなりそう
時間外取引のCME米国株式指数先物は反落、アジア時間で下げ渋る場面もあったが、欧州時間では地政学リスクの高まりが警戒されている。
27日の米国株式市場が堅調だったにもかかわらず日本株は失速、中国の経済危機、ウクライナの緊迫化が手控え要因を強めたようだ。
昨晩発表された耐久財受注が市場予想ほど悪化せず、来週のISMに楽観的見方があるものの、債券市場に引き続きリスク回避の動きが強まっていた(利回り低下)。
米国で予定されている経済指標の結果が株価の下支え要因となる期待は、地政学リスクによって削がれる可能性は高い。ここは様子見に徹しておくことが賢明だ。
今晩はユーロ圏で失業率とCPIの結果、米国ではミシガン指数や住宅指数等が発表される
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ユーロ圏で失業率、CPIの速報値が発表を予定している。
いずれの指標もユーロ通貨へのインパクトは大きく、発表後のユーロドルやユーロ円に影響を与えることになりそうだ。
米国ではミシガン指数確報値の結果がポイント、消費者信頼感指数が80台をしっかりとキープしたように、同指数もキープできるか注目。
昨晩の耐久財受注は市場予想を上回ったとは言え、途中で予想が下方修正だったことを考えれば、製造業指数のインパクトよりも景気指数の結果が最も重要な立ち位置となるだろう。
GDP改定値の結果は悪化でもマーケットは織り込み済み、既にイエレン氏も寒波の影響と指摘しているので、材料視されないとみている。
ロシア軍、プーチン氏の行動が、マーケットにとっての手掛かり材料
日経平均先物は小幅ながら下落、欧州時間に入り、あらためてウクライナ情勢を警戒した動きが広がっているようだ。
ウクライナ金融支援に関して、プーチン大統領は協議を指示しているがウクライナの軍用空港でロシア軍が管理下におくなど、慌しい動きは続いている。
さらに踏み込んだ軍事行動を取るほどの拙速さは見せないだろうが、不測の事態をマーケットは警戒する可能性が高く、手仕舞い機運は高まりやすい。
警戒するほどのことは起きないだろう。

しかし有事の際のポジションの取り方がヘッジを組成となれば、株価の上値を取るなどの楽観論は難しいと考えている。
したがって、今晩のNY株式市場は3市場ともに反落で落ち着くとみている。続伸するならAppleのiPhone期待が強まるナスダックの続伸程度だろう。
ただしNikkei225については、有事さえ起きなければ、NY株反落でも週明けはいったんは買戻しが入りやすい地合いだと見ている