大研医器が堅調、世界初となる体温調節装置システム「クーデックアイクール」の製造販売承認を取得

 医療機器メーカーの大研医器<7775.T>が堅調。同社は28日に、岡山大学と共同開発した「クーデックアイクール」の製造販売承認を取得したと発表。この製品は心肺停止患者の脳を冷却できる世界初の体温調節装置システムとなる。
 心肺停止時に、脳を低温に保つと神経細胞の死滅を防ぐ効果があるとされているが、現在は患者に対して冷却シートを体表に密着させて全身の体温を下げる方法「低体温療法」が行われるのが一般的。ただ、この療法では心拍再開まで施行できないことや、脳の冷却に時間がかかることなどの課題があった。今回、承認を取得した製品は、2009年から全国18施設の救命救急センターなどで臨床研究を実施し、一定の安全性を確保しつつ、脳の温度を低下させることを確認している。同社では、主に300床以上の大規模病院に販売する計画で、5年後までに救命救急分野で10億円の売り上げを目指すとしている。

大研医器の株価は9時58分現在1790円(△36円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)