<私の相場観>=カブドットコム証券・チーフストラテジスト 河合 達憲氏

 日本の株式市場を左右する要因として、米国株式相場と、外国為替市場の動向がある。米株式市場は、NYダウ平均株価や、S&P500指数が史上最高値圏での堅調推移となっている。

 問題は、円相場で、1ドル=101円台でのこう着状態が続いており、これに連動して日経平均株価も当面1万5000円を挟んだ推移と予想される。日経平均株価が上抜けるとすれば、為替相場での円安進行がきっかけとなりそうだ。

 円相場こう着の背景には、米長期金利の低下圧力がある。イエレンFRB議長が、2月11日の公聴会で、“超”のつく量的金融緩和を継続する趣旨の発言したことが米国債券買いを支えている。

 米長期金利が上昇するためには、景気回復が条件となるが、記録的な寒波の影響もあり、不透明な状況にある。当面は1万4100~1万5100円の往来相場を見込む。

 物色対象は、関心が来期の業績見通しに移っている。今期業績を上方修正した住宅関連のTOTO<5332.T>、クラレ<3405.T>や、プラント関連の千代田化工建設<6366.T>、IHI<7013.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)