今週はウクライナ情勢での様子見

今週はウクライナ情勢と週末のアメリカの2月雇用統計に注目
 昨年12月30日の16320円を高値に今年は年初から下落が続き、2月5日の13995円で当面の底打ちとなりました。ここから14000~15000円の中で大きな上下動を繰り返しながら戻りを試していますが、2月17日の14214円、2月20日の14428円と下値を切り上げる展開となっています。2月18日の14843円で買転換が出現し、2月20日の14428円まで押し目を入れて2月25日には15051円と15000円台を回復しましたが、今年最低の売買代金のなか実需の買いが入らない中で先物主導での上昇であったことで、26日(水)からは3日連続安となって週末28日(金)は14735円まで下げて▼82の14841円で引けました。
 チャートを引き直してみると、昨年6月13日の12415円から8月28日の13188円の上昇ライン(A)が下値抵抗ラインとなっており、2月5日の13995円を終値で切ると調整が長引くことになります。この上昇ライン(A)の中で2月5日の13995円、2月17日の14214円、2月20日の14428円と順次下値を切り上げる短期の上昇トレンドとなっていますが、このまま下げて引線の終値で14428円を切ると売転換が出現し、14000~15000円のボックスの下限を試す動きとなります。
 今週は3月入りとなるものの、週末の雇用統計のほかウクライナ情勢や中国全人民代表大会を控えリスク回避の円買い基調となれば日経平均の上値は押さえられることになります。今週は、上値重くかつ下値も限定的で14500~15000円が基本のレンジといえます。外国人売りも一巡し需給関係も改善されてきていますので、あとは売買代金や出来高の増加を待つことになります。
 週明け3日(月)は、前日にロシアがクリミア半島に軍隊を派遣して支配下に置いたことで一発触発の状況となり、大きく下げて始まり一時▼397の14443円まで下落し、▼188の14652円で引けました。ウクライナ情勢の悪化によって2月20日の14428円を終値で切ると、次は2月17日の14214円を試す形となり、当初想定の14000~15000円のボックスの下限を試す可能性があります。