楽観シナリオもあり得る?=外為どっとコム総研 神田卓也

リスク回避で101.20円台へ
東京市場のドル/円は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景にリスク回避の円高が進み、2月6日以来となる101.20円台まで弱含んだ。
ウクライナ・リスク
ウクライナ情勢については、ロシア軍がクリミア半島を掌握し、ウクライナは戦闘準備態勢に入ったと報じられており、紛争拡大への不安が広がっている。こうして週末の間に悪化したウクライナ情勢が、本日の欧米市場でもドル/円の重石となる可能性が高く、リスク回避の動きが加速すれば、ドル/円が101円を割り込む事も考えられる。
米経済指標のサプライズ
一方で、もし不安を拭う材料として期待できるとすれば、米2月ISM製造業景況指数(24:00)だろう。予想外に悪化した前回に続き、今回も悪天候の影響を受けて伸び悩むと見られているだけに、上ブレはポジティブサプライズとなりやすい。米経済の好調ぶりは
投資家のセンチメント改善につながる可能性もある。そうした楽観シナリオを辿れば、ドル/円は102円前後まで反発する事も考えられる。