3月、ドル円相場はどうなる?

円高になりやすい環境か
早いものでもう3月になってしまいました。

3月のドル円相場と言うと日本企業の海外からの利益送金や、機関投資家の期末対策を始めとしたレパトリエーション(資金還流)の動きで円買いが強まって、円高になりやすい季節というイメージがあります。

しかし実際にはそういった季節性はなく、1990年代から2000年代の20年間で3月の始めから終わりを比べて円高になった年は10回、円安になった年は10回と、まったく同じでした。ただ、09年からの直近5年間に限って見ると5年連続で3月は円安の月になっています。

ドル円相場は、米長期金利や株式相場動向に強く影響されやすい為、米株が上昇しやすい3月には上昇しやすい、という面があるのですが、ウクライナ情勢の緊迫化や、中国の景気に対する懸念など、今年はちょっと様子が違うかもしれません。

ウクライナの状況は、軍事的な衝突という意味では当面は計画的なものはないと予想していますが、多くの部隊がすでに展開してしまっている以上、偶発的な衝突の可能性は排除できません。そう考えると、米雇用統計を始めとした経済指標に対する反応も、良い結果で円安に振れる幅よりも悪い結果で円高に振れる幅が大きくなるかもしれません。