米国市場は3市場ともに下落も、ハイテクの下げ渋りに期待

米国市場は3市場ともに下落も、ハイテクの下げ渋りに期待
時間外取引のCME米国株式指数先物はダウが100ドルを超える大幅安、欧州市場の序盤は地政学リスクの高まりを嫌っているようだ。
28日取引時間から伝わっていたウクライナ・クリミア半島情勢に振り回されることになりそうだが、東京同様に警戒イベントはあくまで米経済指標と欧州の金融政策だ。
ウクライナ情勢がECB理事会における金融緩和を後押しする可能性は高まりやすく、予防的な措置に踏み切るかドラギ氏の議会証言の中身は注目度が高い。
これからも乱高下は繰り返すだろうが、次第に東欧リスクは織り込むと思われ、週末にかけて欧米イベント通過を好感する流れに期待したい。
今晩はユーロ圏各国でPMI改定値、米国ではISM製造業指数が発表される
今晩予定されている経済指標・イベントについては、ドイツで製造業PMIの改定値が発表され、ユーロ通貨の巻き戻しとなるか注目度は高い。
米国ではISM指数が発表されるが、先週末の製造業指数改善により市場が思うほどネガティブな結果とならないとみている。
むしろ、建設支出の結果が住宅関連をはじめとした銘柄や相場全体への影響が出てくると思われ、ISMと同時に発表されるこの指標が鍵を握りそうだ。
ISMの詳細については、雇用の数値が重視されると思われ、その結果次第では株価と為替が動意付くことになりそうだ。
ロシアは緊急で政策金利を引き上げ、ファイナンスリスクに注意
16時半にスタートした指数先物夜間取引は日中比で下落、浮上するには欧米の株価がどこで落ち着くかにかかっている。
ここにきてダウ指数先物は下落幅が100ドルを超えており、リスク回避を意識した動きは加速することもあるだろう。
ダウ含めたNY株式3市場の下落はまぬがれないが、下落幅が縮小しNikkei225先物に好影響を与える方向に結び付きやすい。
ただし、ここは短期的なスタンスにとどめて対処する局面、真の懸念材料は欧米の経済指標と金融政策方針にあるということを忘れてはならない。
今は、トンネルを抜けるまでの辛抱強さだけが必要だ。