ウクライナはすでに「落としどころ探る段階」…!?

ウクライナ情勢あるが、ドルは小康状態
※ご注意:予想期間は3月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

ウクライナ情勢を背景にしたリスク回避姿勢は、昨日も継続しました。窓を空けて下寄りしたドル円は、その後も大きく反発することはありませんでした。

一方でもう一つの注目材料であった米経済指標は、いずれも事前予想を上回る好内容でした。このため17日安値(101.383円)/6日安値(101.243円)を次々と割り込んだものの、大きく底割れすることもありませんでした。NYダウ反落につれて上値を押さえられ、結局は101円半ばで昨日の取引を終えています。
引き続き、ウクライナに注目だが…
こうした中で本日は、米経済指標が不在となります。このためウクライナ情勢をテーマにした動きとなる可能性が高まる中で、「攻撃開始の最後通牒」との報道も一部で流れています。リスク回避姿勢が明白に緩和するまでは思惑的な仕掛けも入りやすいと見られるだけに、過敏に反応する展開には注意しておく必要がありそうです。

もっとも戦争・紛争の類は、マーケットにとって“一時的な要因”でしかありません。このため“自ずと限界がある”と考えるのが、自然です。
すでに「落としどころ探る段階」…?
ロシアは天然ガスの下落等で経済的な余裕が乏しく、欧米からの経済制裁は回避したいはずです。一方で欧州は、ロシアからの天然ガスへの依存度が高く、大きな制裁には踏み込みづらいという弱みがあります。米国も自国経済に悪影響を及ぼしかねない展開は望んでいないと考えるのが自然であり、「メンツさえ立てば…」と考えている可能性は否定できません。

一触即発の状況であることは疑いようがありませんので、すぐに“底打ち・反発”と考えるのは危険です。しかし“一時的な要因”である“ウクライナ情勢のみ”で“下方向に傾斜し過ぎる思惑”に対しては、やはり違和感を抱くところです。またこうした動きの際は、往々にして戻すのも速いものです。

大きな流れに逆らうことは出来ませんが、「欧・米・露のメンツを立てる落としどころを探す段階」にまですでに入ってきていると考えたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.288(2/28高値)
上値4:102.128(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:102.012(日足・一目均衡表転換線、大台)
上値2:101.837(100日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:101.659(3/3高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:101.447
下値1:101.201(3/3安値、ピボット1stサポート、2/6安値)
下値2:100.978(ピボット2ndサポート、大台)
下値3:100.752(2/3-5安値、ピボットローブレイクアウト)
下値4:100.608(11/7~1/2の61.8%押し)
下値5:100.178(200日移動平均線、10/25~1/2の61.8%押し)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:43 ドル円 抵抗・支持ライン追加