日経平均、アベノミクス相場始まって以来の5日続落を回避

大証不具合
後場は、前場引けの位置からほとんど動かず、小康状態で始まりました。
面白いことに、11時4分から、大証のシステム不具合で、先物がストップしていたわけですが、その30分ほどの間、ドル円も間隙を縫った波乱は起きなかったようです。
おそらく、同じプレイヤーなのでしょう。
ちなみに、昨年の本日も、大証のシステムトラブルで一時停止状態となっています。

その後は、13時5分に後場の安値14641円まで押しが入りましたが、ここで反転しますと、あとは大引けまでほぼ往来相場となりました。
けっきょく、本日はアベノミクス相場が始まって以来、初めて5日続落になるか、と心配されましたが、午前中にこの心配は杞憂となり、後場も引き続き堅調に推移したことで、回避。
続落は4日でストップとなりました。
ただ、主力銘柄にはあまり大きな動きは見られませんでした。
大引け後の先物急伸
サプライズは、大引け直後に日経先物が急伸している点です。14890円まで上昇していますが、特別な理由はありません。
そもそもが、ウクライナにおける地政学的リスクに過剰反応した分が、解消されようとしている動きでしょう。東京市場が突出して下げていたことの反動という部分もあるでしょう。
ひとつ、出ていたニュース(確認できたもの)では、プーチン大統領が、ウクライナとの国境地帯で軍事演習をしていたロシア軍に基地への帰還命令を出した、というものです。
増田足
本日、日経平均が反発したことで、ともかく3日足は25日足にタッチすることなく、反発を模索することが可能な先読みになってきました。
日経平均の6色帯は、けっきょく6日連続で「白」です。
ドル円は、まだ25日足を若干ながら下回っていますが、これも上回る先読みが今後でてくるのではないでしょうか。
ちなみに、グローベックス先物のNYダウ工業株は、大引け段階で108ドル高の気配。S&P500は11.5ポイント高の気配と、大きく反発を示唆しています。

<その他のテクニカル>
日経平均は、本日の反発によって25日移動平均線14696円、つまりほぼ14700円を越えることができました。
5日移動平均線は14822円ですから、25日線越えから、5日線までの120円ほどの距離がけっこうしんどいようです。
一応、大引けでは14840円ですから、この5日線を超えて終わったことになります。ずいぶんとこの5日線越えは相場好転にとって重要な動きだと思います。
3月10日転換日想定、変えず
先に述べましたように、日柄からいって10日が転換日であろうという見方は変わりません。
そして、事前にウクライナ・リスクで押しが入ってきたことから、目先の底入れ形成をしてくれれば、むしろ10日には上昇加速する可能性も出てきたと考えています。
ウクライナ問題に、不測の事態が起きないとすれば、おそらく地政学的リスクは一気に後退するでしょうから、相場のテコは米国のマクロ経済指標になってきます。
先週末・金曜日の米国市場の大引け段階では、まったく問題なかったわけで、ウクライナ問題さえなければ、月曜日、日経平均は15000円台に乗せていた可能性があります。
まずは目先はウクライナ問題の終息ですが、ロシアのウクライナ暫定政権成立の承認と、クリミアにおけるロシアの既得権の確認が、おそらくバータになってくるのではないでしょうか。
ウクライナ問題に関する個人的な理解では、問題自体は長期化するでしょうが、金融市場への影響はきわめて限定的なものだろうということです。